2006年06月25日

ブレスについて

いやいや、ぜんぜん更新してませんでした。ここのところ、別なサイトに携わったり、CD制作をしていたもので(ありゃー言い訳!)落ち着かず、書けませんでした。でも何人かの方に、このブログ気にしてみてます!とか、とてもわかり易くて参考になってます!とか言われるとやっぱりすごく嬉しいです。うん、ますます頑張って秘策?を公開しちゃおう!と思う今日この頃なのでした。

さてさてブレスです。(あ!今日は写真とか絵とか用意していないので音声も含めて、それは次回ね!)

昔々、私が初めて歌のお仕事をいただいてレコーディングをすることになった時の事を今でも覚えています。現在私が教えている教室にはスタジオがあるので、研修生は「いざっ」という事態の前にすでにレコーディングは経験済みなわけですが、私の場合、ブースに入るのも初めて、何をしたら良いのかもわからず、今から思えばホントにスタッフの皆さんが暖かく受け入れてくれたんだなあとしみじみ思い、感謝です。
何しろそのときは緊張し過ぎて、どうやってブレスをしたらいいのか、歌の息継ぎまで忘れてしまったのですから…
         linailast.jpgその当時の私のイメージ(サービス絵)


そこで本題のブレスに入ります。
歌もせりふも一定の長さのロングトーンフレーズがあって、
フレーズとフレーズの間、0.何秒かのうちに瞬時に息を戻すのが
ブレスですよね。
体に力が入っていると息は戻りません。
吐いた分だけ戻すのがブレスです。
だからいっぱい息を吐いちゃった人はいっぱい戻さなければなりません。でもいっぱい吐くことは出来てもいっぱい吸うのって難しいですよね。
だから… たくさん吐かない事がコツです。

ボーっとしたとき、ふとあくびをしませんか?
試しに鏡の前であくびしてみてください。喉の奥が「くわーーっ」っと上に上がりますね。吸気時の口の中はこの状態が理想です。そしてあくびを吐くときはため息になりますよね?歌うとき、しゃべるときもベストはこの状態、つまり呼気はため息が基本なんです。

けれどもいくらあくび→ため息と説明したって、何だブレスとどう繋がるんだと思いますよね。
では、驚いた時のことを想像してください。
誰かに後ろから「わっ!」と驚かされました。あなたは「ひゃっ!」とびっくり(息を吸う)します。
そうそう、このびっくり「ひゃっ!」が吸気、つまりブレスなんです。
私はこの吸気と呼気の関係をブレスに例えて
「びっくりあくび」と名付けています。
あるいは言い方を変えれば「しゃっくり」かな…
スーーーーーーーっと長ーーーーーーーく息を無声音で出して瞬時にびっくり!(しゃっくり)
腹式のときと同じようにお尻方向へ息を送るつもりでびっくり!(しゃっくり)
試しにやってみてください。
えっ?こんなんじゃわかんないよお という声が聞こえてきそうです。…なので、次回こそは音声もって説明いたします。

PS. あっ!それからサイドページにミニBBS開設しました。日ごろ気になっていることや、質問などありましたらお気軽に書き込んでくださいね。よろしくです!





2006年05月11日

口の開け方

前項、ロングトーンのページを書いていて思い出しました。
以前「音程を喉でとらない」という注意事項を書きましたが、これの根本となる喉の開き方をこの号で記します。

まず、一番最初のレッスンで、特に初心者の方には「力を抜いて口を縦に広く開けましょう」といいます。なぜか?それは下の図をみて説明します。
下図は声を出しているときの横顔です。口の開けかたが小さい方はたいていこのようになっています。
         IMGP1099.jpg
つまり口の開け方が小さいと喉の奥までもが狭いのです。(喉の奥が開いていない)こうなると歌うときに喉の奥に力が入り、せっかく腹式で出てくる呼気は、喉が締まることでスムーズに吐けず、結局喉で音程をとってしまう事につながるのです。

口を大きく開けるとこうなります。
             IMGP1097.jpg
つまり大きく開けることで喉の奥が開き、腹式による呼気もスムーズに出やすくなります。
でも、ずっとこのままで発声しろというのではありません。最終的に喉に力を入れずに開くことが目的なので、習得してきたら、普通に開ける形でよいと思います。
理想は下図のように口はそんなに開いていなくとも、奥が開いている… こうなったらバッチリですね。
          IMGP1101.jpg
確認ですが、口の開き方の基本は横ではなく縦方向だと思っていてください。
それから舌の力を抜くというのが大事なポイントです。舌に力が入っていると、舌根が盛り上がっていて喉の奥が見えません。鏡を見ながら、口蓋垂(俗称:のど○○○)が見えるかどうか確かめながら練習してみましょう。
また耳たぶの付け根あたりを指で触り、口をあけるとペコリとくぼみますのでそれを確認しながら(写真参照)やってみても良いと思います。
        IMGP0800sato.jpg

さて、次はブレスです。
歌の中でブレス方法はとても重要で、これによって歌唱力も左右されてしまう程大事な項目です。
これについてはまた次号で説明します。

2006年05月08日

ロングトーン

スタッカートはいかがでしたか?
「ハッ!」という声を1つのフレーズで全部5回吐き、半音あがる単純な発声ですが次にやるロングトーンも含めて、この音程の基礎編が実は後になって効果が出るのです。

その昔、私がジャズピアノを習ったとき、12のキー(調)のスケール(音階)を何度も何度も繰り返し練習してくるように言われました。その時は早く1曲でも良いから弾きたいと思い、なかなか進まない基礎練習にイライラしたものです。でも今になってわかるんですが、基本という枠組みの中で自由に動き回ることが出来てはじめて応用が利くんですよね。だからこの単純な練習は前項の「しっかり歌える1オクターブの声作り」だと思っていてください。

さて、ロングトーンですが、ここでは
*なるべくヨレないまっすぐな声を出す意識を持つ。
*吐く息の量は平均的に…
*息はいっぱい出そうと思わなくて良い。
*ブレス時の吸気はお尻に向かって送るイメージ。

それではやってみましょう。同じく3度音程です。
       

そうそう、ここで口の開け方と、ブレスについて注意があるんだ…と思い出しました。それについては長くなるので、次号に書きます。  
           

2006年05月02日

音程について

ボイトレブログを書こうと思いつつ、つい日々の活動に気をとられ、
おろそかになってしまいます。すみませんっ!
今回から音程に入ります。
まず、私が考えるボイトレとは、「歌う為の多くの手段を身体にしみ込ませる」
ことだと思います。
歌を歌う為には使わなければならない発声器官があって、それらは普段なかなか
使われないのです。だからいつも生徒に「眠っている発声器官を起こしてあげること」と言っています。「それがレッスンなのよ」って…
でもまれに、デビューしているVoで「私、ボイトレはしたことが無いんです」と言う方もいます。表向きのコメントなのか本当にそうなのかは計り知れませんが、
中には本当にしてない方もいるでしょう。うーーん、実に羨ましいな…、あっいやいや、そういう方はもともとそういう資質をもっていて、そして耳が良いのだと思います。そういう方は洋、邦楽問わずいろんな上手いVoの曲を聴き込んで歌ったり、真似したり、別な形で声に関して習得していった事だと思います。

話がそれてしまいました。今回は音程だ…。
音程なんですが、私が初心者によくみられる傾向で注意する事は
「喉で音程をとらない」です。
えっ、喉で音程をとらないって何?と思いますよね。高い音域など特にそうなんですが、喉に力をこめて?歌っています。それで歌ってしまうと疲れてしまうし、
細かいフレーズや、リズムなども取りづらくなります。
じゃあ、音程はどこで?  そう、ずばり!「音程の舵取りは鼻」です。
これについてはまた後で記載します。

音程の仕組みは別として、最初から音を広げて練習するのではなく少しずつ高くしていくと良いと思います。例えば「ドレ」の2度音程位から。
最初の目標は「1オクターブの音域がしっかり出せる声をつくる」です。
前回まででつかんだ腹式の発声法を活かして、3度のスタッカートを練習してみてください。(音源は最初のほうにノイズが入ってしまいました、ごめんなさい)
            

この3度での練習のときの注意点
*気張らない、腹を動かそうと思わなくて良い。
*3つ目の音(ここではドレミのミの音)を前に出す感じ
*苦しくなったら休む。
*前回の「ばあちゃん座り」でも実験してみる
です。
それでは次回はロングトーンです。

          

2006年04月18日

腹式で発声 その3

スタッカートは安定してきましたか?スタッカートで出す声はムラのないように気をつけてください。大事なのは、出しっぱなしでいるのではなく自分の出している声をよく聞くことです。自分の出す声を客観的に聴くことができる耳ができてこそ、実力も進歩していきます。
さて、ロングトーンですが、気持ちは遠くに声を投げるようなイメージを持ってください。話は逸れますが、この「イメージを抱く」事が重要です。脳で考えたことをイメージするだけで身体が「そう動こうとする力が湧く」のです。
発声スタイルは「ホォホォ」です。
ひとつづつ言おうとするのではなく、「ホーーーーー」のロングトーンを出す気持ちです。参考までに音源を付けます。



このときにお腹のみぞおちあたりがだんだんへこんでくるカンジを味わってください。もし感じなかった場合は下の画像のように「おばあちゃん座り」してやってみてください。ブレスのたびにふわっとお腹が浮くのがわかると思います。

            IMGP0793.jpg 

この感じが定着してきたら、スタッカートとロングトーンを1セットにして(合計3分)練習してみてください。これだけで、まず声を出した瞬間に「今までの自分とちがうっ!」と感じるはずです。
それでは次はいよいよ音程を入れていきます。   

          

2006年04月10日

腹式で発声 その2

前記の腹式体操?で横隔膜の動きが目覚めてきたら、今度はロングトーンで安定させます。動画の例はスタッカートでしたが、実際にはロングトーンでも腹式体操を実行してください。(前記ブログの譜面参照)
さて、今度は立ってやってみましょう。
言葉は「ホ」です。漫画の噴出しに「ホ」の大文字が書いてあるイメージです。
何故「ホ」なのかというと、喉の奥を緩めないと発音できない音だからです。築地の市場で出すような力強い声ではなく柔らかく力を抜いてHの子音だけをアタックするカンジで出してください。

IMGP0792.jpg
まず、音声だけの例を流します。



最初のうちはHの子音よりもたくさんの息が出てしまうと思いますが、慣れてくると「H」の子音とホの母音である「オ」が一体化してくると思います。
これをまた1週間続けるうちに、3日目あたりで息を出すのが楽になり、声も出し易くなった自分の姿に驚くことと思います。
それでは次回はロングトーン編です。

2006年04月09日

身体でおぼえる腹式

スポーツでもそうですが、例えば野球選手は野球ばかりして力をつけていくのではなく、脚力、腕力など基礎体力を強化しつつ野球に必要な身体作りをしていきます。歌もそうで、歌を歌う為の身体作りが必要なのです。
歌に必要な「腹式呼吸」は、主にボディ内の横隔膜を使うのですが、横隔膜そのものにはコントロールする力も意思もないので、周りの筋肉がサポートしてあげなければなりません。だからこそ自分の身体で覚えさせるのです。
極端なことを言えば、歌はスタッカートとロングトーンの組み合わせです。この二つを自由に扱えれば苦労?はないのだと思います。そこで… 以下の動画を参考例でみてください。(佐藤さん、御協力ありがとう!)
スタッカートの例です。
         






「スッ、スッ、スッ、スッ、スー」(ブログの譜面の通り)と無声音を吐きながらカラオケに合わせて動かします。このカラオケは、1分20秒ですからロングトーンと合わせても3分以内です。これを毎日続けるだけで(個人差はありますが、3日で効果出ること間違いなし)腹式をつかんでしまうんです。
それでは次回はロングトーン編です。
注)無声音:口を開けたまま上下の歯は閉じて息を吐く。

2006年03月28日

腹式呼吸って?

ここのところ新しいサイトを立ち上げる為、そちらの方ばかりかかりっきりで、しばらく更新を忘れていました。
さて、レッスンしていると、どうしても歌うことのほうが目立つので、基本的な呼吸法が、おろそかになっているVoさんを目にします。呼吸法って一番目立たないレッスンなのですが、はっきりいえるのは、近道(歌を早く上手く歌いたい)をしたければ、遠回りに感じる呼吸法(発声)をしっかり一定の期間を練習に費やし、体でつかむことなんです。
 でも面倒くさいし、それなら気持ち良くカラオケで1曲歌いたいよね…。
そんなわけで、1曲歌を歌う時間、へたすれば3分間を1週間続けるだけで腹式がつかめる、そんな練習法を、前号のカラオケを使ってレクチャーしたいと思います。

「1日に1回は自分のために声を出す」これを心がけてください。
歌を歌う気持ちよさ以上に、自分の声が変わっていくのを自ら確認できる感動を味わえるかもしれません。→続く
       IMGP0798.jpg
           

2006年03月23日

さあ、ボイトレ!

2月某日、レッスン生の佐藤さんの協力していただきました。これから何回かに分けて使えるレッスン方法を公開します。

佐藤 真理子ちゃん、北海道 十勝出身です。

現在歌手になるためにレッスンに励んでいます。

      IMGP0791.jpg

さて、ここで腹式呼吸を掴むための、魔法の練習法があります。
まず、譜面を見てください。ブレス練習用のパターンです。
     hasseifumen.jpg
上段がスタッカート(短く切る)
下段がロングトーン(長く伸ばす)です。
ちょっと見ずらくてごめんなさい。

練習用のカラオケです。



その1 女性用     キーは「A」(ラ)から半音ずつ上昇。



その2 男性用     キーは「E」(ミ)から半音ずつ上昇。

それでは次号、実践編で行きます。

喉にいいもの…

この時期、空気は乾燥しますし、そろそろ花粉対策もしなければならないし、風邪はひきやすい・・で、気を許せないシーズンです。
今回は「喉にいいもの」がテーマです。

*加湿器=主に部屋ですが、スタジオ、レッスン室には必ず設置。ホテルのステージ仕事の時は500mlのペットボトルが使えるポータブルなものを持参し、控え室に置きます。エアコンの温かい風がよくないんですよね。

*マスク=花粉対策もそうなんですが、乾燥しているときは濡れマスクです。寝る時にもいいんです。

*漢方=喉が荒れたときに。@響声破笛丸料(ヴォーカルの方にはよく知られているポピュラーな漢方)A駆風解毒湯(今まで飲んだ漢方の中で一番まずい。はきそうになる程まずいけど、よく効きます)

*貼るタイプの携帯カイロ=特に肩甲骨の間の「風門」を温めると良いです。

*ネックウオーマー=首を冷やさないように。この他、マフラー、スカーフ、とっくりのTシャツなども良いです。

*しょうがハチミツ湯=実は最初これを作っていました。でも、時間もコストもかかるので、ダイソーで6袋入り¥100の「しょうが湯」にハチミツとレモンを入れていました。でも先日強力な一つを見つけました。これです!

IMGP0758.jpg

しょうがのスライスがしっかり入っていて、これは優れものです。

*手洗いとうがい=おかげさまでこれで風邪をひかずに何とか乗り切っています。

あとまだまだあるのですが、また気がついたときに書きます
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